音質を語るほどに聴きこめていないので、見た目でわかる比較をしてみます。寸法やバッテリに関してはアイフォン12ミニやウォークマンのA105とも比較します。

MW1AM2の寸法は141.5×75.8×17.5(mm)です。
ZX507は122.0×57.4×14.8(mm)です。
寸法が似ていると話したiPhone12miniの寸法は131.7×64.3×7.5(mm)でした。
体積で比べるとほぼ3倍(2.955倍)あります。ZX507と比べると1.8倍(1.811倍)です。
圧倒的に大きく重いAM2ですが、使い勝手は以前にも書いたようにAM2に軍配が上がります。画面が大きく動画を観るにも文字を入力するにも便利だからです。
音楽を聴くのが本文のWalkmanですが昨今ではYoutubeやライブ映像なども考慮すれば画面が大きいのは利点です。

上の写真を見れば一目瞭然ですが、その差は明らかです。私はA105というWalkmanも持っていますが、あまりに小さく購入後1週間で507を購入しました。全てアンドロイド搭載の機種ですが、画面があまりに小さいと操作があまりに不自由です。
バッテリ
大きいことでWM1AM2は長時間使えます。507は画面を消さないとかなり早く消耗します。それ以上にA105は恐ろしいと感じるほど持ちません。あっという間に残量が減って行きます。

側面の音量や再生ボタンなどについては両者の勝手に大差を感じません。どちらも使いやすく良い印象です。

イアフォンジャック

WM1AM2の4.4mmバランス。

ケーブルの接続に関しては両者共に大差は無いように見えます。

画面の大きさ
折角アンドロイドを搭載しているので、音楽だけでなくYou Tubeやアマゾンプライムで映像も観てみました。
厚みや外側の寸法は違いますが、WMとアイフォンはほぼ同じ位の大きさで映ります。以下はノギスでの現物測定による数字です。
WM1AM2 110×63
ZX507 79.5×45
アイフォン12ミニ 117×57.5
ZX507は小さいため、3つの中では一番動画視聴には向いていない思います。
発熱
ここまでは使い勝手の問題でしたが、発熱に関しては大きな違いがあります。WM1AM2は映像を映しっぱなしでもホンの少し温かいかな?とといった程度の温度です。背面の温度は充電をしないでいると両機とも30℃強でした。底から徐々に温度が上がりますが、寸法の大きく熱容量が大きなWM1はなかなか温度が上がりません。逆に小さな507は温度上昇が著しい傾向にあります。
充電しながら映像を観続けていると、環境により507は33~35℃近くなることもありました。WM1も徐々に熱を帯びてゆきますが、その上昇カーブはかなり緩やかです。室温は27℃での計測。
ちなみにアイフォン12ミニでは映像を長時間観ても発熱は殆どありません。アップルのチップはアイフォンに最適化されており、かなり高効率らしくM1以降の自社開発チップを採用したMacbookAirも同様に発熱は低く抑えられています。
スリープからの復帰速度
圧倒的にWM1AM2に軍配が上がります。電源ボタンを長押しして、ほとんど気にならない位で使えるようになります。ZX507は電源を入れてパスワードを入力した後の待ち時間が32秒程でした。この待ち時間はかなり長く感じます。スマートフォンのように直ぐに反応するとストレスがなくて良いのですが、使っているチップがエントリーモデルのスマートフォン程度らしいので、仕方ないそうです。
まとめ
大きさ、画面、反応速度など私の使い方ではWM1AM2が適しています。ただZX507も価格面を考慮するなら良い機種だと思います。
次回は音質と価格と、ウォークマンやポータブルDAPは購入すべき品なのか?という根源的な部分について考察します。