零細企業社長の仕事に関する記事が本題のはずですが、最近はポータブルオーディオに熱が入っておりまして、今回もその内容です。
基本的な説明
カナル型イアフォンには先端にシリコンや発泡樹脂によるノズルのような部品が取り付けられています。
昔ながらのインナ型は写真に示すような平面です。

カナル型はこの先端を交換し自分に合った品にする事で疲労感や音質を自分の好みに近づけられます。
ちなみにカナル(正確にはカナーレCanale)とはイタリア語で運河の意味です。英語のチャンネルの語源はこの単語のようです。
人それぞれ耳の穴は大きさが違いますし、私は厳密にいうと左右で右の方がやや小さいようで、右に小さ目のイアーピースを用いると良い感触を得られます。

写真の様に先端を交換できるので、傷んだら新品にできるし寸法が合わないならS~Lなどのように大きさを替えてピッタリ合わせられるのは利点です。
反面、大きいと痛くなりますし、小さいとフィットせず音が悪くなります。
スパイラルドットでの差を感じ取る
それではスパイラルドットを使った感想を述べます。
取り付けたのはオーディオテクニカのATH-IEX1です。運良く軸径が合いました。ATH-IEX1のイヤーピースはやや硬質で痛くなりやすいと感じていました。小さめの寸法で耳の穴径にピッタリを選び右耳にS、左耳にSMを用いていました。

音質面を考えビクターのHA-FW1000についてくる純正スパイラルドットを試したところ、装着感が良く、音質もやや柔らかい気がしたので取り付けて使い続けていました。
スパイラルドットと++
気を良くしたのでスパイラルドット++を購入したので早速ATH-IEX1に++を取り付け音質の確認をしたところ、私では違いを感じ取れませんでした。装着感にも違いを覚えません。
スパイラルドット++。イヤーピースとしては高額なようです。
コチラは普通のスパイラルドット。価格は++の半分以下です。
スパイラルドットでなぜ音質が変わったのか?
メーカーが言うドットの効果を自分が体感できているとは思えません。しかしIEX1の純正からスパイラルドットに交換して音が変わりました。それは何が影響しているのか?と自問した答えは装着感ではないかという点です。
カナル型はハマり方で音がかなり変わります。しっかりはならないとスカスカの音になるし、キツイと鼓膜を圧迫し不快です。私にはスパイラルドットの材質が丁度合ったので、音質が向上したのだと思います。
他にもモチモチして柔らかい質感は硬い材質よりも音質が柔らかくなるのは物理法則の面から間違いないはずです。硬ければ周波数は高くなるし、柔らかければ低めになるからです。その観点から材質を吟味すればビクターに限らず好ましい製品を見つけられそうです。
HA-FW1000もスパイラルドット++を試しました。

購入するとついてくるスパイラルドットと++で特別な違いや差は体感出来ませんでした。
今後はどうするのか?
新たにイアフォンを購入したらスパイラルドットを使うつもりです。フィット感が良いので低音がしっとりと聴こえるのが好きだからです。オーディオテクニカは高音域がパリッとした印象の製品が多いようなのスパイラルドットが合いそうです。逆にHA-FW1000は全体的にしっとりした印象なのでもう少しパリッとした音質になるイヤーピースでも面白そうに思います。
継続して音質の分析を続けて、新たな発見があれば報告します。