書籍類

 商売は気を抜くと直ぐに痛い目にあう。

 二輪車関係の商売は基本的に夏場が忙しい傾向にあります。冬場はやはり寒いと動きが鈍るので、閑散期と言えます。

 一番忙しい時期である今月、受注件数が少ないのでその理由を考察し、今後を予想するために必要となる材料を集める段取りを進めたので、一連の経緯を紹介します。

 販売ではなく改造や整備を主にした業者さんでは冬場が忙しい方もいるようです。私の場合は開業から長い間、販売店さんへの業販を長く続けBtoB利点を活かし安定した受注を得ていましたが、冬場の閑散期は業者さんと同様に暇になります。その間はどのように受注を増やすのか?に悩んでいましたが、最近その点を改善できるようになりました。

 しかしこの夏は意外な状況になりましたので、その報告をします。

 普段は7月が一番忙しい月(受注も多い)となるのに、冬場のような受注件数です。その要因はなんであろうかと推察するに、天候によるものが大きいようです。梅雨が早く明け水不足が心配される上に過酷な暑さが続くと思いきや、7月の前半は雨と曇り続き。こうなると受注は伸びなくなります。

 今年の数字は悪くないが
 今年は売上、利益額ともに予想通り、またはそれを上回っていましたのでやや多めの設備投資を行いましたが、6月後半の従業員の怪我、7月の雨の多さが災いして売上が伸びませんでした。それでもこのところの好天の影響か少しづつ受注が増えて安心しています。

 このことから判るように繁忙期であれ、予想外の事態はいつでも起こりうるのでしっかりとお金をためて緊急時の準備をしておかなければならないと言う、極めて当たり前の事です。

 商売は数字を元に進めなければなりません。なぜかと言えば行動には根拠が必要です。その根拠はデータという数字でなければ、判断基準にするのが難しいと思います。もちろん観察眼や先見の目を持っていれば数字は不要かもしれません。しかし、行動から得られた結果は数字に表れ、それを糧にして次の行動に移れば無駄なく反映できます。

 無料のデータを組み合わせ、自社の重要データにする
 と言うわけで今月から天候と気温が自社の販売量にどのような影響があるのか?という相関を調べるこちにしました。

 優秀なフリーランス(当社を回る営業の奥方)の方と知り合えたので、その人にお願いして基本的な部分を作ってもらいます。

 ある程度利益が出ていれば、自分で動かなくても情報を集められるのは良い点です。この観点からも利益は重要です。任せている間に自分は次の一手を考えられますから。

 と言うわけで、得られたデータの概要は今後紹介しますので、報告をお待ちください。

 

 日本のコンサルティングの始祖とも呼ばれる一倉定さんの本です。基本的な簿記の知識が求められますが、とても参考になるので経営に行き詰まっている方はぜひ読んでいただきたい一冊です。

 こちらは京セラの稲盛和夫さんの書籍。簿記の知識が皆無でもなんとか読み切れます。何から学べば良いのか?と暗中模索の方はこの本を何度も読み返すのが、無駄ない最短路のはずです。