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SONYのLinkBudsを購入して、マーケット・インの開発手法の限界を考えました。

 昨今は「ながら聞き(聴きではないのでしょう)」という言葉があります。何かをしながら聞くという意味ですが、そのながら聞きに適しているとYoutubeのレビューを見て購入したソニーのリンクバッツを紹介します。

 最近のイアフォンは耳を完全に塞ぐシリコンのパーツがあり、さらにノイズキャンセル機構もあってかなりの静音性があります。

 しかしこれでは他の音が聞こえないので、場所によっては適しませんし、散歩などの途中で車の近寄る音などが聞こえないと危険です。
 そこで、このリンクバッツです。写真でも分かる通り中央部分に穴が空いています。そのため遮音性は全くありません。雑音も聞こえますが音楽をBGMとして流す程度ならこれが最適です。

 

 マーケット・イン・プロダクツの限界点
 ここからが表題にもある核心ですが、新しい発想が凄いと感じました。まさに逆転の発想ですが、このような商品は顧客へのインタヴューによるマーケット・インからは生まれない製品ではないでしょうか?

 これまでにない商品を開発する際に、お客様の話からは既存の延長線上に陥りやすく、未知の製品がその手法では生まれないでしょう。だから一時のクルマ業界は似たり寄ったりのクルマばかりになりました。

 そこから脱却した最初の日本メーカーがマツダだと思います。もちろん35GT-Rなどの例外となる事例はありますが。

 自分たちが創りたいから造る。ではメーカーの独りよがりになりますし、お客様の意見だけでは広がりがない。
 そこで(奥山清行さんが言うように)未来のお客様を想像して製品を考える事が重要となる。と今になって理解できるようになりました。

 そこで私の事業でもお客様からの直接の要望ではなく、これまであった依頼を検証しどのような事例が喜ばれたのかを検証し、それを定量化して新たなサービスに加えるための準備を始めています。

 

 ここからは製品に対する私見と、購入する前に参考にした動画を紹介してゆきます。

 ケースはかなり小ぶりです。充電時間や連続再生時間に関しては、こちらの動画を参照してください。最近、イアフォンやヘッドフォンのレビュー動画を参考にしているららまろさんです。

 ほかには有名どころのワタナベカズマサさんもリンクバッツのレビューをしていましたので、どうぞ。

 価格は令和4年6月現在でアマゾンでは20339円です。安価な部類ではありませんが、使い勝手は良いので悪い買い物ではありません。

 私の主な用途は、eラーニング等の学習や経営に関する講座を聞きながら散歩する際に愛用しています。
 ノイズキャンセルなどで音に極力集中する必要がないので、これで十分。というよりもこれが適しています。

 しかし何よりも良いと感じている点があります。それは耳垢がつかない事です。耳の穴に差し込む形状は嫌でも耳垢がついてしまうので、掃除が面倒だし気持ちの良いものではありません。そこで最近はヘッドフォンを使う事が多く、特に問題としていませんでした。ただ、散歩するようになってからヘッドフォンで30〜60分を過ごすのは汗ばむし、周りから見てもやや不自然であろうと感じましたので、急遽購入するに至りました。

 使い勝手に関しては、ケースから出せばすぐにペアリングが自動で行われますし、充電時間も短いので便利です。差し込みがUSB-タイプCなのも私にとっては利便性が高く扱いやすいので助かります。

 イアフォンでは他にもJabraについても記事があるので、興味のある方はご覧ください。